私は私
幼いころから親から虐待され、学校ではいじめられ、
社会に出てからもいじめは続き、最初の結婚相手はDVだった。
いつも虐げられ、馬鹿にされ、生きている価値がないと言われ続けた。
今の旦那と結婚するまでそんな人生だった。
人生の半分くらいは、「自分は生きている価値のない人間」だと
思いながら生きていた。(生きていたと言えるのかどうかも疑問だけど)
旦那に出会い、C-PTSDを発症して自分の身の上に起こっていたことを
精神科医によって知らされた。
そして長い闘病人生。今のカウンセラーと出会い断薬に成功し、
回復の道のりを歩み始めることが出来た。
そして今、過去の出来事について冷静に考えられるまでになった。
自分は生きている価値のある人間だと思えるようになってきた。
虐待やいじめやDV加害者たちの言っていたことは何の根拠もない
「たわごと」だと理解できた。
ただ私を操るために口にした「脅し文句」だったんだとわかった。
だから、今私の周りで同じような言葉を吐く人たちを見ると、
可愛そうになってしまう。
「人を口先だけで操ろうなんて、浅はかだな。」と冷めた気持ちが広がる。
私は私の信じる道を曲げることなく、いろいろな試練を積み重ねてきた。
辛くて逃げ出したい時もあったけど、逃げることは自分に負けることだと、
自分にムチ打ちながら、歯をくいしばって今日まで生き延びてきた。
だから「私は私だ」と言えるようになれた。
自分と向き合いトラウマを見つめ続けた結果、自分に自信が持てるようになった。
自己肯定感みたいなものが私の中に生まれた。
こんな気持ちをもっともっとたくさん手に入れたい。
DVトラウマに立ち向かうためには、一つでも多く「この武器」が必要だ。
私には生きる価値があるんだ。
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